最近、答えが『昭和時代』という問題に出会って動揺しています。
社会のテスト監督に行った。テスト前の復習プリント4問目に衝撃。
— ゆ こ|教育☺️ (@2322432e) 2018年2月23日
Q:中国やアメリカなどとの戦争の後、平和な国づくりが進められた時代を…
A:『昭和時代』
プリントを二度見、三度見する私。平安、室町、江戸と同等に扱われる『昭和時代』!!
昭和も『時代』なんですね、そうなんですね…泣 pic.twitter.com/Uvme1qfm7r
それはさておき、少し前から、担任の先生が3学期の途中でご都合により不在になってしまった学級の授業を担当しています。
教員だって人間。
療養休暇、妊娠、体調不良など、1年単位の仕事とはいえ、色々な理由で3月を待たずにお休みをしたり、退職をしたりしなければならないことも。
求められることが多く、十分に休憩やお休みが取れないので、心や体の調子が悪くなる方も多くいます。
学校において、担任が年度途中から交換になるということは、少ないけどあることです。
わたし自身も、学期の途中から療休をいただいた経験があります。
詳しくは【学校がつらい先生へ】1年前のわたし をご覧ください!
前回は学期途中で担任をお願いする立場。
今回は、学期の途中から授業を引き継ぐ立場。
両方の立場に立ってみて、引き継ぐ際にこれをやっておくといいとおもったことをまとめておきます。
担任交代のときに、引継ぎすべきもの
□ 教科書
□ テスト
□ テストの解答
□ 成績の補助簿
□ 2・3学期であれば、その学年のそれ以前の成績
□ 使っている教材(あれば)
□ 担当している児童生徒・保護者の配慮すべきこと
担当してもらうクラスの座席表を準備しておく
中学校や、小学校の教科担任で授業をしているクラスは、座席表を用意することが多いと思います。
年度始めの4月を思い返しても、大変なことのひとつは『子供の名前が分からない』。
場合によって、教員同士で十分に引き継ぎもできないほど急に授業担当や担任を交換しなければならないこともあると思います。
今回、何も知らない子達と突然授業をしていくことになり、最低限教卓に座席表があれば!と何度も思いました。
授業進度が分かるようにしておく
どこまでは学習していて、次の人はどこから進めていけばいいのか、はっきりさせておきましょう。
新しく担当する方がその学年の授業を受け持ったことがない先生になることだってあります。
教員だからといって、その場で何でも教えられるわけではありません。
こども達がその学年でどこまで知っていて、何を抑えるべき単元なのか、授業担当者は十分に把握して授業する必要があります。
今回、急に2年生の算数を受け持つことになり、かけ算ができて当たり前の中学年以上しか担当したことのない私はかけ算を教えることに動揺しました…ぜひ教科書を読んで、後任が授業の流れを考えておける準備を。
前任の方は、可能だったら交換直前の板書の写真やこどものノートのコピーを後任の方へ渡すとかなりスムーズです。
成績は誰が出すのかはっきりさせる
学期途中の担当交換となると、どちらがその学期の成績を出すのかをはっきりさせべきです。
わたしは、学期始め~通知表を完成させる日までで、多くの授業日数を受けもった授業者がメインの成績を出しつつ、もう一方の授業者のつけた成績と合わせて総合評価すべきだと思います。
勤務校は三学期制ですが、自分が2月いっぱいで療養休暇をいただくことにした際は、3学期の授業のほとんどを担当したのがわたしだったのでわたしが主に成績を出しました。
今回は、2日半ば~の授業者交換だったので、前任の先生にそこまでの仮の成績を出してもらい、2月中旬以降のこどもたちの成績はわたしがつけて、それを合わせて3学期の成績を出すことにしました。
授業する教員が代わっても、なぜその成績になったのかしっかり説明ができるようにしておきましょう。
わたしは途中から(途中まで)しか授業していないので分かりませんなどということのないように。
特に、関心・意欲・態度の観点については、なぜその評価なのか、前任者は文章で記録したものを用意しておきましょう。
『こどもたちが困らないように』を意識して
やむを得ないこともあると思うし、休暇をとることや退職することは権利だと思います。
けれど、それに子供たちが振り回されるのは可哀想だしあってはならないことです。
子供たちが困らないように上記のことを準備されてから次の担当の方へスムーズに引き継ぎましょう。
お互い様だけど、きちんと最低限の準備してお願いすること。それが大事です。
自分もすっきりと担任からはずれるために、やるべきことはやっておくのがおすすめです。