アイデアのつくり方って悩みますよね。
どうしたらユニークで強いアイデアを生み出すことができるのでしょうか。
そんなときに強い味方になるのは、ユニバーサル・スタジオ・ジャパンをV字回復させたマーケター・森岡毅さんの著書『USJのジェットコースターはなぜ後ろ向きに走ったのか? 』。
森岡さんはUSJを立て直すために、ジェットコースターを後ろ向きに走らせるハリウッド・ドリーム・ザ・ライド~バックドロップ~をはじめとする誰も思いつかないようなアイデアを次々と提案。
クリエイティブな人じゃなくても限られた条件の中で強いアイデアを生み出す確率を高められる方法を学べます。
強いアイデアを生み出すイノベーション・フレームワークとはどのような方法なのでしょうか。
こちらもおすすめ!森岡毅さんの著書の感想▼
USJ復活に学ぶ、強いアイデアを生み出す発想法「イノベーション・フレームワーク」とは
何より皆さんに伝えたいのは、「アイデア」こそが最後の切り札になりうるということです。お金がなくても、コネがなくても、「アイデア」だけはあなたの頭の中に眠っているのです。
森岡さんは、普通の人でもクリエイティブなおもしろいアイデアを生み出すことは可能だと言います。
1 フレームワークで考えるべきポイントをしぼる
まず、アイデアを出すために何を考えるべきなのか、ポイントをしぼることが大切。
お金・モノ・人など、どんな条件を満たせばよいのか。
よいアイデアを探す着目点は何か。
しっかり的をしぼりましょう。
手あたり次第考えていっても、見当違いの方向にがんばってしまっては意味がありません。
具体的には、
などの考え方を使うと考えやすくなります。
2 リアプライでアイデア探しをする
考えるべきポイントがしぼれたら、リアプライでアイデアを探します。
リアプライとは、すでにあるアイデアをいただくこと。
USJのアトラクション「アメージング・アドベンチャー・オブ・スパイダーマン」は、森岡さんのアイデアで世界最高の映像技術4K3Dでリノベーションし、大ヒットを果たしました。
これはオーランドに先につくられる4K3Dのスパイダーマンからアイデアを得たもの。ただしこれはパクリではありません。
アイデアをもらうというと罪悪感があるのか、何でもゼロから始めたがるのが日本人の悪い癖だと森岡さんはいいます。
リアプライは世界中に目を向けて、この世界中のどこか、過去から現在に至るどこかに似たような問題に直面した人を探し、解決の糸口を探すこと。
そのまんまコピーすることはパクリだし著作権違反になります。
しかし、戦略やアイデアの一部をもらってとりいれることは問題ないとのこと。
わたし自身、アイデア出しに苦労することがありますが、リアプライという言葉と考え方を知って、アイデア出しへのハードルがかなり軽くなりました^^
3 日頃から豊かな情報をストックしておく
アイデアを出す状況になったときに困らないよう、日頃から興味の幅を広げてたくさんの情報を得ておく必要があります。
世の中のアイデアは、すべて既存のアイデアの組み合わせだと言われているからです。
くわしくはこちら▼
情報をたくさんストックしておくコツは、いろんな分野にハマるのが一番。
実際にやってみて分かることはたくさんあります。
趣味でやっていた知識が仕事で活かせたということも多くあります。
情熱は武器になると森岡さんも言っています。
ぜひ、いろんなことにハマりましょう^^
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4 絶対にアイデアを出す!というコミットメント
最後は精神論。
納得いくアイデアが出るまでどれだけ真剣に考え続けることができるかにかかっています。
来る日も来る日もアイデアについて考え続けること。
そうすると、閃く瞬間がかならずやってきます!
逆をいえば、ひらめくまであきらめない事が大切なんです。
- 疲れ果ててはいないがそれなりに疲れている
- 意識ははっきりと広く透明なスッキリした
- 考える焦点以外に何にも脳が囚われていない
- 極めて冷静で集中できている
という条件のときだと説明しています。
わかる気がする^^
アイデアが出てくるかどうかはやはり確率です。
1~3の準備をやるだけやったら、諦めずに考え続けましょう。
イノベーション・フレームワーク発想法で天才にも勝てるアイデアをつくり出そう
1の条件付けをしっかりできれば、クリエイティブな頭をもっていなくても斬新でユニークなアイデアを生み出せます。
アイデア出しが必要な方は、ぜひ『USJのジェットコースターはなぜ後ろ向きに走ったのか?』を手に取って、戦略的フレームワークや数学的フレームワークについても学んでみてください。
本を読みながらUSJを立て直す方法を一緒に考えているようで、とてもワクワクする一冊です。興味をもった方はぜひ読んでみてくださいね。
アイデアづくりをする人に絶対読んでほしい本▼