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映画『フォルトゥナの瞳』レビュー!神木隆之介・有村架純の描く愛と死の選択の感想

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2019年2月15日公開の映画『フォルトゥナの瞳』の感想です。

 

 映画『フォルトゥナの瞳』公式サイト 

 

公開初日に映画館で鑑賞してきました。ネタバレ・原作との比較もふくむレビューとなります。

 

 

映画『フォルトゥナの瞳』予告映像

 

まず、どんなストーリーなの?と気になる方は、予告映像をご覧いただくと内容がつかめます。


映画『フォルトゥナの瞳』予告1

 

別バージョンもどうぞ⇩


映画『フォルトゥナの瞳』×主題歌・挿入歌 ONE OK ROCK [予告2]

 

百田尚樹による同名ラブストーリー「フォルトゥナの瞳」が原作・映画化へ

 

公開された映画「フォルトゥナ」は、百田尚樹さんによる本格ラブストーリーが原作。

 

百田尚樹さんってラブストーリーのイメージをもっていなかったので意外に思いました。

 

小説も読みましたが、映画とはまた違った深さのある世界観が素敵でしたよ。

小説の感想は▶いつ死ぬかなんか絶対に知りたくない?できるのは後悔しない選択を続けること

 

映画では、「ぼくは明日、昨日の君とデートする」「坂道のアポロン」でも有名な三木孝浩監督の手で雰囲気のある作品に仕上がっています。

映画の詳細、詳しくはコチラ▶『フォルトゥナの瞳』を映画館で観るべき7つの理由

 

 

 映画『フォルトゥナの瞳』の感想(ネタバレ・原作との比較あり)

 

上映が始まってからは、あっという間の120分でした!優しくて温かくて、でも考えさせられる、心が浄化されるような作品でした。

 

序盤からびっくり 原作とは違う神木隆之介が幼い頃遭った事故

 

映画館

映画は神木隆之介くんが演じる慎一郎の、少年時代に遭った飛行機墜落事故の場面からスタート。

 

バラバラに壊れた飛行機の瓦礫のなかで、血を流して苦しむ人々。

 

医療ドラマの手術シーンは大好きなのに、殺陣やホラーっぽいものが苦手なわたしは、開始1分であまりのグロさに「あ、もう帰りたい」と思ってしまいました。

 

昨年流行った映画『カメラを止めるな! 』に予備知識なしで行って半泣きだったわたしのような方は、映画の最初はご注意を。

 

始まってまもなくは、それが何のシーンなのかもわからずにいたのですが、慎一郎が両親を失って孤独になってしまったきっかけの飛行機事故の回想シーンだという予備知識があれば大丈夫だったかもしれません。

 

原作では、慎一郎は4歳のとき、火事で両親と2歳の妹を亡くします。

 

映画では、2時間のなかに伝えたいメッセージを効果的に詰め込むために設定が変えられたのでしょう。

 

この飛行機事故は、なんと有村架純さん演じる桐生葵の過去ともつながっていたことが映画の公判で明かされます。

 

この映画のテーマのひとつ「運命」を感じさせるために、効果的な設定だと感じました。

 

原作との違いは結構多く、次のようなものがありました。

 

恋愛ものに初挑戦の神木君に恋しそうになる!

 

映画の中で神木君が演じる木下慎一郎は、おとなしくて内向的、控えめで真面目な青年。

 

公開前のインタビューでは神木君自身が「あまり話さない役」と言っていましたが、映画の中では寡黙な印象はありませんでした。

 

本格ラブストーリーに初挑戦だった神木君ですが、感想は「良い!!!!」の一言。

 

わたし的見どころは、

  • 今回の映画撮影のために鍛えたという体

   つなぎの作業着を着ているシーンでは、服を着ていても感じられます。

 

  • 告白「僕と付き合ってください」

   幼い頃の事故で自分だけが生き残ってしまい、人と深くかかわることなく過ごしてきた慎一郎。

   そんな彼の、不器用な告白シーンにきゅんとします。

 

  • 彼女を見つめる優しい表情

   架純ちゃんが演じる桐生葵と付き合いはじめた慎一郎。

   二人でさまざまな場所にデートにいくシーンがありますが、神木君の視線は先はいつも彼女。

   お店の商品を見ている彼女の横で、商品ではなく彼女を優しい表情で見つめる神木君とか、「こんな風に愛しく思ってくれる恋人がいたら素敵だなぁ」と思えます。

 

恋する神木君を見たい方は、今すぐ劇場へGO!

 

恋せずにいられない可愛い彼女・有村架純

 

素敵すぎる神木君ですが、一方で相手役の桐生葵役の有村架純さんも魅力が高すぎます。

 

彼女役を演じる架純ちゃんの可愛さは異常で、こんなの人間だったら誰でも恋してしまうのでは・・・?と思うレベルでした。

 

たとえば、

  • 待ち合わせのカフェについたときのガラス越しの合図

   架純ちゃんが仕事後、神木君の待っているカフェに会いに行くシーンがあります。

   カフェの前についた架純ちゃんが、窓の外からトントンとガラスをノック。

   待ち合わせの相手が急に正面にいて、ノックしてあんなに可愛く微笑んでくれたら、どんな相手でもあの瞬間にほれてしまいます。

 

  • 告白の返事「さっきの返事。はい・・・です!」

   予告映像でも見られますが、予告では見られない告白されてから返事を言うまでの流れや間が絶品。

   映画の後半で、架純ちゃん目線での告白シーンの映像も流れますが、かなりいいです。

 

  • 会社を突撃訪問。意味深な「よかったです、こんな方で」

   神木君と付き合う前、急に神木君の職場をたずねた架純ちゃん。

   二人で紅茶を飲んで、「こんな男でがっかりしたでしょ」と言う神木君への返しが可愛すぎます。

   あれは、神木君じゃなくても思わずにやける返しです。

 

映画の中で、どのシーンをどう切り取っても架純ちゃんが動くたびに「可愛い」「彼女にしたい」という気持ちがあふれてきます。

 

「慎一郎に恋に落ちた相手」を演じる有村架純ちゃんの演技力に脱帽でした。

 

 DAIGOさんのヤなやつぶりが完璧

 

映画の中で、DAIGOさんは性格の悪い嫌な金持ち・宇津井を演じています。

 

このDAIGOさんが、マジでヤなやつ!うまいんです!

 

登場シーンはかなり短いのですが、DAIGOさんとのやりとりの中で神木君は自分の能力とどのように付き合っていけばいいのか?と真剣に悩みます。

 

結論からお話すると、DAIGOさんは神木君に救ってもらえずあっさり亡くなります。

DAIGOさん演じる宇津井がそうとう嫌味な奴で、だから死ぬのを知っていても助けなかった。

 

その事実で神木君は悩むのですが、「自分と他人、どちらを優先すべきかという誰もが日常でもつ悩みについて考えるきっかけを与えてくれました。

 

キーになる役を務めた志尊淳は、小説よりも救われる

 

神木君と同じ職場で働く金田役を演じたのは、最近ドラマ・映画に多数出演している志尊淳君。

 

わたしは『表参道高校合唱部!』 や『トドメの接吻』での役柄が好きでした^^

 

今回は、腕はいいけど態度が悪く、神木君演じる慎一郎にキツく当たります。

 

小説では社長に首にされた後、トラックの運転士になる志尊君。

 

映画の中では神木君の会社で働くことになり、それをきっかけにそれまでの行動を反省・心を入れ替える役柄でした。

 

その表現がすごく上手で、難しい心の変化を行動や怒りの表情で惹きつけられました。

 

くり返し映画を観るなら、金田の目線で慎一郎について見てみてもおもしろいなと感じました。

 

神木君と志尊君の映画の中での関係性の変化に注目です。

 

原作と映画の違いで『フォルトゥナの瞳』を二度楽しめる

 

原作と映画では、起きる出来事は大きく変えないまま、その出来事の起こるタイミングや意味合いを少し変えて表現しています。

 

最も大きいのは先にも書いた慎一郎の幼い頃の事故。

 

そもそものきっかけを変えたことで、作品のテーマ「愛と死」をより深く、「運命」とあわせて考えることができるようになったと感じます。

 

慎一郎の最後の選択は、小説のままだと恋人よりも多くの人の命を優先したように見えてしまうものでした。

 

映画の脚本では、その部分を変えて「恋人の命と他人の命を一緒に守る」選択に見えるようになっていました。

 

恋人への愛をもっとも大切にしたかった慎一郎の気持ちが伝わりやすいストーリーになっていたなと感じて、わたしは映画の設定の方がいいかなと思いました。

 

小説を途中まで読んで映画館に行ったので、登場人物の関係性や映画では描き切れなかった情報もある状態で映画をみることができ、深く理解できました。

今回は公開初日までに時間が足りずに小説を読み切ることができなかったのですが、結末を知らずに映画館に行けたのでラストを想像しながら見ることができ、これはこれでよかったです。

 

お好みに合わせて、映画を観る前・または観た後に、原作も読んで見ることをおすすめします。

 

 

驚きの結末!人は愛と死、自分と他人どちらを選択すべきか

 

死の運命が見える能力をもった人物が3人登場する映画『フォルトゥナの瞳』。

 

人に見えない力を自分がもっているとき、自分はその力を使うのか使わないのか。

 

その力を人のために使うと、自分の寿命が縮むとき、自分と他人どちらを優先するのか。

 

正解はない悩みだけに、3人の性格や行動どれにも共感することができ、「自分だったらどういう選択をするだろう」と考えてしまいます。

 

自分を優先して他人が死んでいくのを知らないふりする。

 

周囲は何も知らないとしても、そんな自分の心の汚さ・弱さに押しつぶされそうになります。

 

ただ、他人を優先して自分を犠牲にすることは道徳的だけれど簡単なことではないし、そこまでしなければならないのか?という思いが出てくるのは自然なこと。

 

映画の中では神木君演じる慎一郎は、恋人の命を最優先に考えます。

そして、同時に子供たちや多くの人の命も。

 

わたしが同じ立場で、同じ状況に置かれたら、恋人の命はもちろん最優先したいけれど行動力がなくて、結局何もできないまま、誰も救えないまま知らないふりをしてしまうと思います。

 

実は同じくフォルトゥナの瞳をもっていた恋人・葵は、恋人の命を最優先にして自分と多くの人の命が終わる選択をとりました。

わたしが有村さん演じる葵だったら、同じ選択をしただろうなって思っています。

 

男性脳・女性脳の違いってすごく興味深くておもしろいなと以前から思っているのですが、それぞれの脳の違いがよく表れている選択シーンだと感じました。

 

男性脳・女性脳について詳しく知りたい方は『男女脳戦略。――男にはデータを、女にはイメージを売れ』を読んで見ることをおすすめします。

 

神木隆之介有村架純出演ドラマ・映画が視放題のフジテレビ動画配信サービス・FODプレミアム

『フォルトゥナの瞳』を見て、神木君・架純ちゃんの演技にほれてしまうのはわたしだけではないでしょう。

 

「FODプレミアム」では二人の出演作品が多数見られます。

 

神木隆之介君の出演作品は「刑事ゆがみ」などのほか、声の出演で有名な「君の名は」「ピアノの森」なども見られます。

 

有村架純さんの出演作品は「いつかこの恋を思い出してきっと泣いてしまう」「リトル・マエストラ」「何者」「ストロボ・エッジ」などを公開中。

 

そして何よりも注目なのは、前回の共演映画3月のライオン』で義理の姉弟役で出演している二人もみられること!

 

神木君・架純ちゃんの演技を堪能しましょう。

 

1か月の無料キャンペーンも行われているので、↓こちらのバナー↓からぜひのぞいてみてください。 

 

 

 

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以上、おすすめ映画『フォルトゥナの瞳』の感想口コミでした!