人に迷惑をかけてしまう、仕事ができない、誰の役にも立っている気がしない。
自分のできないところ、マイナス面ばかりに目が向いてしまい、自分に自信がもてないとき。
そんなときはぜひ、ちょっと時間をとって、赤ちゃんだった頃を思い出してみませんか。
心がおだやかになりますよ。
- 赤ちゃんだった頃、みんな何もできなかった それでもそこにいるだけで意味があった
- 赤ちゃんの頃からみたら、あなたは何でもできるスーパーマンみたいな立派な存在
- がんばっている自分に優しくすると、ストレスに負けない心がつくられる
赤ちゃんだった頃、みんな何もできなかった それでもそこにいるだけで意味があった
赤ちゃんだった頃を思い出してほしいのは、赤ちゃんは自分一人で何一つできないからです。
ごはんを食べること
着替えをすること
トイレに行くこと
おふろに入ること
今となっては当たり前すぎることも、何一つできませんでした。
でも赤ちゃんは、「何にもできなくて、迷惑をかけて申し訳ない」「こんなこともできなくて自分は何てダメなんだろう…」なんて思いません。
主に赤ちゃんをお世話するのはパパ・ママですが、親にとって赤ちゃんのお世話をするのは当たり前。
迷惑だなんて考えることもないし、「どうしてこんなこともできないの?」と責めることも怒ることありません。
お父さん・お母さん以外の人も、赤ちゃんがそこにいれば多くの人ができることがあれば手伝ってあげようとしてくれます。
おもちゃを落としたら拾って手渡してくれたり、泣いていたらあやしてくれたり。
みんなが何もできない赤ちゃんに優しくしてくれるのはなぜでしょう。
それは、赤ちゃんがそこにいてくれるだけで意味があるからではないでしょうか。
そこにいるだけでかわいらしくて癒される。
目が合って、笑いかけるだけで幸せにできる。
赤ちゃんだった頃、誰もがみんな、そこにいるだけで価値のある大切な存在だったんですよね。
赤ちゃんの頃からみたら、あなたは何でもできるスーパーマンみたいな立派な存在
先日、はじめて甥っ子に会いにいきました。
生まれて4か月の赤ちゃんと数時間いっしょに過ごして、
赤ちゃんって、本当に何にもできないんだなぁ
でも、何をしても可愛くっていとおしい存在なんだなぁ
と、感じました。
気持ちが落ち込んでどうしようもないとき、「自分には何もない、迷惑になるだけだなんて言わずに、当たり前のことでもいいからできたことを数えてみようよ」と言ってくれたことがありました。
そのときは、アドバイスをくれたことには感謝をしつつも、そんなことには意味がないと感じてしまう自分がいました。
朝、時間通りに起きられた
身支度を整えて家を出られた
きちんと食事をとった
職場の人にあいさつをした
今となってはできて当たり前。やるのが当然。
だけど、わたしたちは赤ちゃんからみたら不可能なことを毎日毎日たくさんしているんです。
当たり前だけど、ひとつひとつが自分が時間をかけて身に付けてきたこと。
何にもできない、意味の存在ではないんです。
当たり前のことを当たり前にやっている自分自身をもっと優しく大切にしてあげよう。
うまくできないことも、なんとか頑張ろうと努力している自分を認めてあげよう。
そういう風に自分自身に思いやりの気持ちをもてるようになったし、同時に、周りの人もみんな一人ひとり大切な存在だということを、実感をともなって感じられるようになりました。
がんばっている自分に優しくすると、ストレスに負けない心がつくられる
がんばっている自分を認め、優しくしましょう。
自分自身に思いやりの心をもつことを、心理学ではセルフ・コンパッションといいます。
セルフコンパッションは、
- 自分に自信をもてるようになる
- 不安感を弱めて落ち込みにくくなる
- 逆境や困難から立ち直る力(レジリエンス)が強くなる
と言われています。
どんなにかんたんなことでも、できたことを数え、認めてみることからはじめませんか。
少しでもおだやかな心で過ごせる時間がふえますように^^
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