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インプットアウトプットを喜びの中で回す|脳を活かす仕事術レビュー

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SNSやテレビを見るのはすき。何時間でも見ていられる。

でも、翌日に自分が得た情報を説明することはできない。

 

今、こんな人は多いと思います。

 

身の回りに大量の情報があって、無意識でも大量のインプットをしている生活をしている私たち。

一方で、アウトプットは意識しないとできないので、得た情報のほとんどはただ忘れ去られてますよね。もったいないですね。

 

わたしもスマホ・パソコンが大好きなので、一日中でも情報収集し続けられます。

読書するのもすきなので、昨年は400冊は読みました。

 

が、その情報を次の日にどれだけ覚えているかというと、・・・という感じ。

 

情報収集は大好きだし、あれこれ感がえることも好き。

でも、それをうまく生かせていない。

 

そんな状態を変えるヒントを得たくて読んだのが、茂木健一郎先生の『脳を活かす仕事術 「わかる」を「できる」に変える』。

 

 

脳はわたしたちの考え・行動すべてをつかさどっている場所。

脳のしくみを知ってうまく使うことは、上手に生きるコツ。

そう思ってこの本を手に取りました。

 

思った以上にためになる知識がたくさんあったのでシェアします^^

 

 

アウトプットが難しい理由は、インプットとアウトプットの場所がつながっていないから

 

新しい勉強や仕事で、説明を聞いて分かったことが、実際やってみたらできなかった。

そういう経験はありませんか?

 

わかったのに、できない。

 

これは、脳内の入力と出力の場所が違うからなんです。

 『脳を活かす仕事術 「わかる」を「できる」に変える』37ページより

 

わかったことは感覚系学習の回路、できるようにするために使うのは運動系学習の回路で、二つは直接連絡を取っていないそう。

 

学んだことは、頭の中の引き出しのようなところに納められて、使うときにはその場所から出しているんだとばかり思っていました。

 

頭の中で「使える場所に移動させる」という作業がうまくいかないと、「分かったのにできない」状態になってしまいます。

 

分かった!と思った情報を使うには、脳のなかでアウトプットを担当する場所まで移動させる必要があります。

 

脳は知的創造に使うべき

 

今日の帰りに買って帰るものとか、明日あの人に電話しようとか。頭の中に、短い期間覚えておきたい情報がたくさんになりがち。

 

そうすると脳は、「情報を整理すること」に力をそそいでしまうので、脳を活かして働くための「知的創造」に使えなくなってしまいます。

 

脳の中の情報が多すぎて、必要なことに脳のポテンシャルが十分発揮できなくなってしまうからです。

 

 

これはもったいない!

 

脳を十分いかすためには

  • 5分以内で終わるタスクは、ためずにすぐやる
  • 調べればわかることは、忘れてしまう
  • スケジュールも手帳などで管理する

などして、頭の中の情報をへらす工夫をすることが効果的です。

 

よりよい仕事をするために使いこなしたい、2つの脳のしくみ

 

本の中にはたくさんの脳の使い方が紹介されていますが、おもしろくてぜひ身に付けたいと思ったしくみが2つありました。

 

引き込み現象をうまく使う

 

決まり切ったことばから始まるスピーチを、つまらないなと思ったことはありませんか?

 

「えー、本日はお日柄もよく・・・」と始まる結婚式の挨拶とか。

 

脳は、先が読めるようなことはつまらなく感じてしまうそう。

 

なので、その人の「本当の想い」や「感情」の感じられない話には興味をもてないんですね。

 

ということは、こういう定型文のような先のよめる退屈な話から始めることをやめてしまえば、相手を上手に自分の話に引き込むことができます。

 

相手の興味や関心、注意を引き出す「引き込み現象」を起こすには、

  • 予測できる部分とできない部分のバランスを考える
  • 決まり切った表現や挨拶はやめて、いきなり本題に入る

という方法が使えます。

 

いったん相手を引き込むことができたら、その状態が続いている限り集中力が続くので、さらに引き込むことができます。

 

時間はとても大切なものだし、社交辞令の言葉なんかそこそこにして、なるべくはやく本題に入ることを心がけたいです。

 

ミラーニューロン効果をプラスに働かせる

 

ミラーニューロン効果は、ミラーニューロンという神経細胞による、周囲の人の動作がうつってしまう働きのこと。

 

類友っていうけれど、親子や一緒に過ごす時間が長い友達同士が動きまで似てくるのは、ミラーニューロン効果によるものだったんです。

 

ということは、周囲にマイナスの人がいればその人の悪いところが気づかぬうちに自分にうつってしまうかも。

 

せっかくのおもしろい効果、自分がこんな風になりたいなと憧れる人の近くで過ごすことでプラスに働かせましょう。自然とあこがれの人の立ち振る舞いがうつって素敵な自分に近づくことができそうです。

 

脳を活かす仕事術 「わかる」を「できる」に変えるの中では、誰かに出会うということは、「理想の自分」に出会うこととあります。

 

相手のよいところを吸収して、よりよい自分を目指していきましょう。

 

思考系の資質を活かすヒントがここにあった

 

この本を読みたい!と思ったのは、樺沢紫苑先生『ムダにならない勉強法』にあった、この本の紹介「喜びの中で脳の出力と入力のサイクルを回す」という表現がとても気になったからでした。

 

ストレングスファインダーでは、戦略的思考力の資質が高いわたし。

 

考えることが得意だということは2018年に十分理解したけれど、上手にそれを使える方法がまだ十分に理解できていないまま、何かいい方法はないかと捜し歩いているような状態だったんです。

 

考えること=脳なので、「脳を活かす」ことは、わたしのように戦略的思考力が上手な人の強みを生かせる生き方になるんだろうなと理解しました。

 

自分が喜びを感じられることでインプットとアウトプットのサイクルをまわすこと。

 

それを目指して、自分の得意を活かした働き方や生き方を目指していきたいと思います。

 

内省・戦略性・着想などの資質が上位の方にはかなりおすすめですので、ぜひご一読ください^^