「今、頭がよくなりたいと思ってて。心理学とか勉強してます」
そう男性の先輩に話したときに、おすすめされたのが國分康孝先生の本でした。
人におすすめしてもらった本は積極的に読むようにしているのですが、その日のうちに手にしたのが『生活にいかすカウンセリング心理学―思いこみをなくせば生き方が変わる』でした。
本書では、個人生活・社会生活・結婚生活・職業生活・学校生活の5つの領域で、日常的にわたしたち誰もが出会う問題をカウンセリングの考え方を使って解きながら、成長を助ける方法について書かれています。
読んでいて、ハッとするような部分がたくさんあったので、シェアします!
心を軽くして生きるには、自己開示をしよう
「自己開示が苦手なのは、自分を認められていないから」という文を読んでハッとした。
— ゆ こ ฅ•ω•ฅ 読書と部屋づくりの冬 (@eeyukoee) 2019年1月4日
親しくなっていない人に仕事や住んでいるところの話をするのが苦手。
オープンになるには、自分の過去や現状を認めてあげること。
I’m OK👌の気持ちが大事。
合わせて自己開示する場に積極的に参加すること😊👌🏻
自己開示とは、ホンネとホンネの交流です。
自己開示のねらいは
- ふれあい
- 自己発見
のふたつ。
相手に対して、
「今日こんなことがあったんだよ」
「週末は~に行ってきたんだ」
など、自分のことを話してくれる人には親近感をもちます。
この親近感で「ふれあい」がうまれます。
また、人が自己開示してくれると、それが自分の問題解決のヒントになることもありますよね。
自分が悩みも打ち明けたとき、「実は自分も~~な体験があって。だから、~~~と思うよ」などと、相手も心をよせてくれるのはとてもうれしいですよね。
自分のことを話してくれる人には、自分も同じ分だけ返さなければという返報性の原理もはたらきますので互いに自己開示が進んで親密な仲になることができます。
自己開示が苦手なわけ
自己開示の大切さは重々わかっているけれど、わたしは自己開示が苦手です。
本書で國分先生は、自己開示が不得意なわけを次のように書いています。
正直に自分を語れないのは、人に愛想をつかされて、自分ひとり残されるのではないかという不安があるためである。
多分こういう人は、「すべての人に好かれねばならない」という考えに固執していると思われる。
自己開示が苦手なもう一つの理由は、あるがままの自分(例:留年した自分、ふられた自分、離婚した自分)を許容していないからである。
「留年した自分はダメ人間である」と、自分をとがめているから、「俺、留年生なんだ」と言えないのである。
わたしが自己開示が苦手な理由は、主に二番目の方かなと感じました。
たとえば、初対面の人と会ったときに、
「どんな仕事をしてるんですか?」という質問がすごく苦手でした。
学校に勤めていた頃は、自分が教員であること・学校で働いていることを職場以外で話すことがすごく嫌でした。
教員らしくできない自分とか、教員という仕事をしている自分が好きになれなかった。
休みをとるようになって、ほかの業種の人たちとも話す機会をつくるようになってから、世間では自分の仕事がキライなんて人はいなくて、みんな誇りをもってはたらいているんだななんて、当たり前のことに驚きました。
はじめて、自分の仕事のことを初対面の人に気持ちよく話せたときは本当にうれしくて、自分の好きなものを選び取っていくことの大切さを感じました。
その時の話は仕事の肩書きもニックネームも『好きに名乗る』のすすめ にまとめました。
また、自宅が東京の知り合いが多いのですが、わたしは地方に住んでいるので
「家どこなの?」と聞かれたときに、答えるのをためらってしまう自分もいます。
地方に住んでいる自分もきちんと認められていないんだなと思い、新たな視点を得ました。
I'm OKの考え方で
ほかにもたくさんの「認められない自分」がいるわたしですが、そんな自分を「I'm OK」で認めていきたいなと思いました。
過去の自分も、今の現状も、そのまま受け入れてあげればいい。
そして、「今は~です。だけど、一生~だとは限りません。」という気持ちでいることが大切なんだなって思いました。
今、自分のマイナスに思うことを、プラスに置き換えていくように少しずつ動き始めました。
自分の好きになれない部分を、今よりも好きにしていく。
そして自分を大切にしていきたいな、と思っています。
「わたしは~だ」は、今の状態を言い表しただけ。
— ゆ こ ฅ•ω•ฅ 読書と部屋づくりの冬 (@eeyukoee) 2019年1月4日
別に一生そのままである訳じゃない。
ダメな自分も嫌いな部分も、ずっと続くわけじゃない。
「わたしは今~です。だけどこの先は~じゃなくなります。」
マイナスに思うところは、自分の行動でいいと思えるものに置きかえていけばいいんだよ☺
考え方を少し変えたら楽になれる
今回はひとつだけ「個人生活」の部分について引用させていただいました。
ほかにも、社会生活や結婚生活・職業生活について、私たちが悩んでいること、そしてあまり普段は意識しないけれど心の重荷になっているものの解決のヒントを見つけられます。
気になる章だけでも、読んでみてほしいなと思っています^^
すてきな本を紹介してもらえて感謝。
今年も、素敵な本にたくさん出会えますように!
いい本があったらぜひコメント欄やTwitterから教えてください。
読ませていただきます!
参考