わたしには、いいところなんてない。
話すのも暗記も苦手だし、集中力もない。
そういう人におすすめなのが、短所をいかした勉強法です。
いま、自分がマイナスにとらえている短所が生かせたら、いいなと思いませんか。
そんな、夢みたいな学びかたをお伝えしていきます。
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短所は見つけやすい
長所はなかなか見つからないという人でも、短所だったら言いやすいです。
「わたしは短所だらけ」と、あれもこれもとどんどん並べられる人もいるかもしれません。
人の目はついつい悪いところを探してしまいがちです。
しかもそれが、自分に対してとなるとなおさら。
せっかく分かっている短所、使わない手はない!
長所は見つけようと思ってもなかなか見つけられない。
なのに短所はすぐに見つけてしまうし、いくつでも出てきてしまう。
短所というと、マイナスのイメージをもつことが多いと思います。
短所は努力して直した方がいいと考えている方もいるでしょう。
短所が出てこないようにと、頑張って隠している人もいるかもしれません。
短所は、ほかの人に見えないようにするもの。
そんな風に思われています。
わたしたちは小さい頃から、家や学校で、自分のできないことを注意されたり怒られたりしてきました。
そして、できるように頑張りなさいと何度も何度も言われてきました。
だから、わたしたちは自分の短所をよく知っているし、悪いところだというイメージをもつようになってしまっているのです。
小さい頃から「できるように頑張ろう」と心に決めた人もいたでしょうし、実際にそのための努力をした人もいるかもしれません。
その人たちにお訊きしたい。
ずっと前からもっている短所、一所懸命立ち向かって努力して・・・今は克服していますか?
多少はよくなっているかもしれませんが、短所は今も短所のままなのではないでしょうか。
わたしは、小さい頃から大人数での活動が苦手でした。
たくさんの人のなかだとうまく自分を出せなくなってしまうのです。
「自分の考えをはっきり言いなさい」と何度も言われてきました。
自分でも物怖じせずに堂々と自分の考えを話せるようになりたいと何度も思ってきました。
今年の目標に書いたこともあったし、本屋さんで自分の悩みを解決してくれそうなタイトルの本を見つけては買って帰って、何冊も読んで学びました。
でも、「自分の考えをはっきり言えない」は、今もずっとわたしの短所です。
努力したり直す方法を勉強したりしてきたので、小さい頃よりはずっと良くなっているとは感じます。
でも、やっぱり自分から進んで出ていって堂々と話して・・・なんて、どうしても嫌だなという気持ちが出てきてしまうし構えてしまいます。
けっこうな時間をかけてきたのだから、苦手意識がなくなって、何なら逆に、「今は得意!」と言えるくらいに成長していてもいいじゃないと思ってしまうくらい。
わたし自身もそうですが、短所というのは、多少の改善はできても、得意にすることはできないのです。
マイナスのものを0にすることはできても、プラスにしていくのはできないのです。
なので、短所を隠したり、直そうとしたりするのはもうやめましょう。
短所とは切っても切れない関係なので、もう諦めてしまいましょう。
とはいっても、がっかりして悲観することはありません。
今日から短所をどんどん使っていけばいいのです!
短所の生かし方
さて、短所を生かすためにはどうすればいいのでしょうか。
まずは、自分の『不得意』『苦手』『できない』を止めようと決めること。
自分のなかに浮かぶ、マイナスの気持ちに気づけるようにしていきましょう。
いきなり全部をやめることはむずかしいかもしれません。
でも、いやなことを我慢してやらないということをまずは心に決めましょう。
次に、自分の『不得意』『苦手』『できない』を周りの人にも伝えること。
勇気をだして「わたし、これは苦手」などと言うと、周りの人は受け入れてくれるし、理解してくれます。
自分にとっては苦手意識があっていやな気持ちになってしまうことも、ほかの誰かにとってはニュートラルな気持ちで取り組めることだったり、逆に得意だったりします。
どうしてもやらなくてはいけないことも、かわりに誰かがやってくれることもあるでしょう。
そんなこと言って、わがままに思われたらどうしようという心配もあるかもしれません。
でも、大丈夫。
心配しなくても、周りの人って思っているより柔軟で、受け入れてもらえることってたくさんあります。
『不得意』や『苦手』があるということも、自分を知るためのたいせつな手がかりになります。
できないことに目を向けて、苦しんだり悩んだりするのはやめましょう。
今日からすっきりと、「できないことはしない!」と決めてしまう。
そうすると、得意なことに使える時間がつくれます。
苦手をさけることで、自分の楽な方法で、得意なことを伸ばしていきましょう。