仕事とジャニーズを両立

いつまでもガールなアラサーのなりたい自分になるブログ。ジャニーズ・教育・読書などなど発信中!

習熟度別・少人数指導がおもしろい

算数の少人数指導を担当しています。

年度末が近づいてきて、各クラスの子たちと算数するのがどんどんおもしろくなってきました😊

 

 

今年度、本校では担当学年において通年で少人数指導を行っています。

 

学習集団のクラス分けは、

1学期…機械的に半分

2学期・3学期…習熟度別

 

基本は学期ごとのクラス替えでした。

1学期始めははそれぞれのお子さんの得意・不得意、性格等が教員側で十分に理解できていないため、単純に人数を半分。

それがよく分かってきた2・3学期は、主に教員側の考えで、それぞれの子が習熟の早いクラス・遅いクラスのどちらの方が伸びることができるかで分けました。

 

習熟の早いクラス

理解する力が高く、計算も早い子が多い。

↓↓↓

基礎的なことはあっさりと、応用的なもの・思考力が必要な課題に多く取り組む。

 

習熟の早いクラスの子たちが大好きなのがこれ。

 

 

 

さんすう刑事ゼロ!

NHKEテレの番組です。 http://www.nhk.or.jp/sansuu/keiji/

 

NHK for Schoolだと放送時間関係なく見られるのでお手軽😊

さんすう科の刑事2人ゼロとイチが、算数を使って事件を解決します。

(イチはなかなかイケメンの25歳です。癒されます。)

単純に見るだけでもおもしろいです。

途中で番組を止めながら、番組の中の謎をこどもたちも一緒に考えるという、さんすう刑事を軸にした授業を展開することもできます。

提示用の資料もサイトにあるので、必要に応じて活用できます。

これ、おもしろくて勉強になるので本当におすすめ。

試しに1度やってみたところ、こどもたちからの「今日はさんすう刑事見ないんですか?」が連発!

単元の導入にでも、まとめのときにも、ちょっと授業時間があまったときのごほうびタイムにも。

 

 

習熟の遅いクラス

算数への苦手意識・算数嫌い多数

↓↓↓

毎時間「分かった!」を実感させる。とにかくテストの点数をとれる授業を。

 

点数が低い教科って、「これ苦手だな」→「この教科嫌い」ってなりやすいですよね。

嫌いなものは、人間の脳の構造上忘れやすいので、算数やってもすぐ忘れます。

そうすると、テストの点数が低くなります。

そうすると、苦手意識が高まります。

算数が嫌いになります。

授業でやっても嫌々やってるのですぐ忘れます。

そうすると、テストの点数が…   とエンドレスの無限ループへ。

 

ということは、点数が取れれば、算数楽しくなる!

授業も頑張る!

算数できるようになる!

テストでも点が取れる!

と、よい方の無限ループへ!

なんとかこっちにもってくるのが目標でした。

 

そのために心掛けてきたのは、

 

・課題を焦点化

今日はこれだけできればいい!と、課題を絞る。

難しい問題はできなくても大丈夫!

 

・簡単な日本語で話す

算数の用語がいっぱい並ぶだけでも難しいので、1年生でも分かるようなできるだけ簡単な日本語に。

 

・頭の回転をはやく

彼らの頭を鍛えるべく、声出し計算のシートを自作・配布して公式や簡単な計算を授業前に覚える時間をとる。

算数嫌いの無限ループにはまっている子達は忘れやすい子が多いので、とにかく繰り返す。知識を増やす。

 

 

算数すき!のループに入ってきた子が増えた気がしています☺️

 

 

 

 

自分で担当しながらも、「人数が少ないから目が行き届いて授業しやすいなー」くらいにしか感じていなかった年度当初。

やっていく中で、担当のこどもたちと見つけた少人数のよさがたくさんありました。

少人数指導するにあたって職員1人分多くつけてもらってるんだから、何とかして成果を出さないと…というプレッシャーを自分で勝手に感じていました。

それが、楽しそうに少人数の教室へ来てくれる子たちの姿とか、「4年生まで大っきらいだったけど、5年生で算数が大好きになった」「算数たのしい」と直接話してくれた子たちの言葉とかで、とりあえず救われたなと思っています。

 

算数って、大体学校で毎日1時間はある。

嫌いになっちゃうと毎日1時間は嫌だなって時間になってしまう。

どこかでつまづいてしまうと、取り戻すのも難しい。

もしできなくても苦手でも、嫌いでなければなんとでもなるはず!と思っています。

明日も算数がんばりまーす☺️