「仕事のことを考えると涙が出る」「一度涙が出ると止まらなくなる」ということはありませんか?
わたしは普段泣かないタイプなのですが、ときどき何をしても涙が止まらなくなることがあります。
そんなときは、心に休みが必要な時期なんだと思って、仕事はお休みします。
休んだら迷惑をかけてしまうなどと心配なこともたくさんありますが、数日休んでしまってゆっくりしたほうが早く復活できることが多いですよ。
わたしも時々涙が止まらなくなって困るタイプなので、同じ症状でつらい想いをしている人に「ひとりじゃないよ」と届けばうれしいです。
身近にそういう人がいるという方には、なかなか理解しがたいことだと思うので、なぜそうなってしまうのかを理解してもらうきっかけになればと思っています。
涙が止まらなくなる人のタイプ
「涙が止まらなくなる」という悩みを抱えている人はあまり多くないようです。
「涙が止まなくなってしまう」という症状がおこる人にはその性格が大きく影響していると感じますので、まずは涙が止まらなくなってしまうのはどんなタイプの人なのかお伝えします。
気持ちを抑えてしまい一人で抱え込んでしまう人
なにか問題や悩み事があっても、誰かに相談するのが苦手。
そして自分一人でどうにかしようとしてしまうというタイプの人は当てはまりやすいです。
周りの人を信用していないというわけではなく、人に迷惑をかけたくないとか自分のことで頼るのが悪いと感じてしまうので、自分の中で済ませようと思ってしまいがちなんです。
限界までガマンしてしまう人
自分が我慢すれば大丈夫。そう思って問題を乗り切ろうとするのですが、我慢の度合いが行き過ぎてしまう人も当てはまりやすいです。
早めに「そろそろしんどい」「ちょっと無理かも」という合図を外に出せればいいのですが、まだいける、まだ大丈夫と、自分を限界まで追い込んでしまうことがあります。
我慢強いのはよいことですが、気持ちには限界がきてしまいます。
涙が止まらなくなる時は?
つらいことや苦しいことがあって、それが「涙を止められない」という症状になって表れるのはどんなときなのか、わたし自身の体験をもとにまとめてみます。
限界をこえたとき涙が止まらなくなる
まず、最初のきっかけになりやすいのは、ギリギリのところで耐えられていたのに何か限界をこすきっかけの出来事が起きたとき。
- 気に病んでいたことを他の人から指摘された
- 悩んでいたことと直接関係しないことで落ち込む出来事が起きた
などがきっかけとなることが多いです。
想像するに、心で抱えきれる量って決まっているんだと思います。
心にそれまでにたまっていたことに関する出来事でも、それとは直接関係しない出来事でも、自分に降りかかってきたときに自分の限界の量をこえてしまいます。
そうなったときにその入りきらなくなった気持ちが涙になってだーっと出てくる感覚があります。
優しくされたとき涙が止まらなくなる
わんわん泣いてると、それに気づいた人が態度や言葉で優しくしてくれることがあります。
直接的なものじゃなくても、気をつかって知らん顔してくれてるんだなとか、そういう優しさも全部。
でも、優しくされれば優しくされるほど涙が出ます。
優しくしてくれてありがとう
でも迷惑かけてしまっていてごめんなさい
そういうありがとうとごめんなさいの気持ちが止まらなくなって、それが涙になってますます泣いてしまいます。
理解してもらえると涙が止まらなくなる
「さっきのさ、〇〇だよね~」「あなたが正しいよ」など、自分に共感してもらえると、涙が止まりません。
原因にも寄りますが、「自分が悪いんだ」などと自分を責めながら泣いていることが多いので、理解してくれる人がいるとそれがうれしくて。
泣いている人に話しかけるというだけでもためらうと思うのに、声かけて共感してくれてありがとうの気持ちでいっぱいです。
話そうとすると涙が止まらなくなる
涙が止まらなくなるほどのことが起きるときは、たいてい周囲の人と問題について話し合いをしなければならないとき。
自分でも言いたいこともあるし伝えたいこともたくさんあるのです。
でも、何か話そうとするともう涙が止まらなくなります。
これでわたしが一番困るのは、職場に欠勤の電話をかけるとき。
電話して簡単にでも自分の状況と休ませてほしいということを伝えなければならないということは分かっているのですが、話さなければと思うだけで泣けてしまって。
気持ちを整えて泣き止んで、すこし落ち着いてからもう一回電話かけようと思うんだけど、また電話を手にすると泣いてしまう…のくり返し。
ITがこれだけ発達している現代なので、メールやLINEで休みの連絡をするなんて非常識だと言わずに、そういう方法も認めてほしいです…
わたしにとっては、「仕事を休むこと」よりも「休むための電話をかけること」が難しいので、そういう人もいるんだなって分かってもらえらうれしいです。
涙が止まらなくなる原因は心の不調
わたし自身、涙が出てきて止まらなくなってしまうのは自分の気持ちがいっぱいいっぱいになってしまったとき。
これだ!と断定はできなくても、こういうことが原因かな?と自分自身も周囲の人も、見当はつくことが多いと思います。
その原因が明確で、解決できることならはその原因が取りのぞくことができれば比較的短時間で症状はおさまると思います。
でも、それだけ悩んでどうしようもなくて涙が止まらなくなるような状態にまでなってしまうということは、簡単には解決できないようなことが原因である可能性が高いのではないでしょうか。
解決はできないとしても、まずは涙が止まないと何も始められません。
まずは涙が止まるまで休むこと
少なくとも、涙がある程度止むまではゆっくりと休みましょう。
涙の止め方は、こちらを参考にしてください▼
2、3日休みをとって、自宅でたくさん寝たりゆっくりお風呂に入ったり、または泣きたくなったら止まるまで泣いたり。
そうしているうちに、頭の中もだんだん整理されてくるし心もすこしはスッキリしてきます。
原因のことを考えると泣いてしまうので、関係ないことで頭を満たすのがおすすめです。
- 映画を観る
- 本を読む
- 出かける
- 問題のことと全く関係ない人と会う
などが効果的です。
わたしを助けてくれた本はコチラ▼
2・3日しても症状が止まなければ、病院を受診すること
2・3日もすると多少落ち着いてくることがほとんどなのですが、改善が見られないときや気持ちの落ち込みが激しいときはためらわずに病院受診を検討しましょう。
近くの心療内科や精神科を調べましょう。
当日に受診できる病院が近くにあればいいのですが、予約制の病院が多く、受信できるまでに数日~数週間かかることがあります。
以前わたしが初めて心療内科を受診しようと思ったときも、勇気を出していつくかの病院に電話をしてもすぐには受診できず、最短の病院でも10日後でした。
キャンセルはあとからでもできるので、とりあえずは予約をしましょう。
お医者さんに話をきいてもらったり、お薬をもらったりすることが安心の材料になります。
最悪の場合、病院にいっていれば診断書を出してもらって仕事を一定期間お休みすることもできますし。
気持ちの病気はいつ良くなるか、逆に急に悪くなるかも分かりません。
とりあえず受診を検討しているなら予約だけは早めにするのがおすすめです。
自分で予約をとることなどが難しいときには、家族や友達、職場の人など誰でもいいので助けてもらいましょう。
今はうつやプチ鬱、適応障害など、心の病気で苦しむことは誰にでもありえること。
風邪で内科にいくのと同じで、病気かな?と思ったら病院にいくのは当たり前です。
とはいえ、心のことで病院に行くのって、なんだかハードル高いですよね。
わたしが心療内科を受診したときのことをまとめたので、よかったら参考にしてください▼
「心が弱い」「やる気が足りない」などと責めないで
「涙が止まらない」「気持ちが激しく落ち込む」など、体は元気でも心が沈んで動けないことがあるということを認めてください。
そして、気持ちの落ち込みも、体の病気と同じく治療をしたり時間をおいたりすれば治ります。
栄養を取って、ゆっくりすること。自分を責めないこと。
自分がそういう状態になったときは、自分に優しくしてあげましょう。
優しくしてくれた人のことは、覚えておいて元気になったら優しさを返しましょう。
周りにそういう人がいたら、どうかあたたかい目で見守ってもらえたらうれしいです。
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