おはようございます。
少し前に綴った、座席のフリーアドレス制を始めて1週間ほど経ちました。
はじめたきっかけややり方は前回書いた通り。
始めみてわかったこと
フリーアドレス、いいです!
心配していたことも、何も起こりませんでした!
こどもたちって、わたし達が思うよりずっと柔軟で適応力ありますもんね☺️
やってみて、ダメだったら辞めて元に戻せばいい と見切り発車的に始めたところはありましたが、今フリーアドレスで学習しているクラス、どこもこのまま継続します。
始めるにあたって
したことは
▪️ 席決め用の箱とクジづくり
思いついてすぐやってみよう!と思ったので、材料はその時教室にあった工作用紙メイン。
スーパーお手軽(*^^*)
▪️ 机にクジと対応させたシールを貼る
教室にたくさんあった、丸シールに番号書いただけ。
たまたまたくさんあったから白。
(ちなみに、文字を書くなら青シールは見えにくいです。昨年度失敗済み)
▪️ こどもたちにフリーアドレスの説明
どのクラスも5分程度。
授業が始まるまで
前の授業が終わると、こども達が教室のドア近くに置いてある箱から、クジを1枚ずつ引きます。
クジを引くのは早い順。
今日の座席が決まった人から座っていきます。
ただクジを引くだけなので、時間も1人5秒程度?
座席決めで授業に遅れが出ることもありません。
授業中
毎回周りに違う子が座りますが、誰とも教え合いながら学習できています。
フリーアドレスを始めたのが、ちょうど教科書の学習内容を一通り終えて、復習がメインになってくる時期だったのもあり、フリーアドレス導入初回に『ラーニングピラミッド』を見せて話をしました。
内容は、「ただ授業を受けただけだと、勉強したことをほとんど全部忘れちゃうんだよ」「1番は人に教えること。近くに分からない人がいたら、自分のためになるから分かりやすい説明を心がけて教えてね。分からない人も遠慮しないで聞くんだよ。」ということ。
塾で勉強してきたことをみんなに教えるのなんて嫌だ!と、自分1人で問題を解き、終わってもノートを隠してしまう子がいましたが、そんな彼が進んで近くの席の子に解き方を説明する姿をよく見かけるようになりました!これが1番大きな変化かも♪
フリーアドレス取り入れる前から、問題を解く時間は、『主体的に学ぶ』という意味で、近くの人と相談したり、座席にとらわれずにわかる人のところに聞きに行ったり、教室一周ノート見学ツアーをしていいネタをもらってくることをしたりしてきたクラス。
始める前から、ためになるなら自由に学ぶというのをやっていた子たちなのでこんなにスムーズだったのかもしれません(*^^*)
こどもたちの反応
算数の授業前になると、こちらは何も言わずともみんなくじ引きタイム。
互いに「何番だったー??」と聞き合うのが恒例に。
コミュニケーションが自然と増加。
「前もここだったー!」とか、「〇〇さんと3回連続となり!」とか、「この辺男子ばっかり!」とか、いろんなことが起きますが、楽しい雰囲気で始められます(*^^*)
組み合わせによっては学習が成立しないこともあるかな…なんて心配していましたが、そんなことはありませんでした。
くじ引き自体が楽しい子もいて、授業前のときじゃなくてもくじ引きして「〇番ってどこー?」と遊んでいるかも複数。愉快な人たち!
何はともあれ、楽しんでくれていて何より!
学習の成果が上がるかは、まだ分かりませんが、ぜひ今年度いっぱい約1か月取り組めるので、成果を調べたいです。
楽しい雰囲気で学習できるだけでも、算数できるようになりそうな気がします(*^^*)
準備も簡単だし、こどもたち同士の関係ができていて、学習も復習が多くなってくるこの時期はフリーアドレス始めやすい時期なのかも知れません。
おもしろい!と思ってくださる先生、ぜひ一緒に試してみましょう☺️