不安や悩みは尽きないもの。
ときには、不安や悩みが大きくなりすぎて普段の生活に支障がでることも。
というわたしも、ときどき悩みのせいで仕事に行けなくなったり、涙が止まらなくなってしまいます。
実践してみて、「これはいいぞ!」と思ったのは、2つのものを用意して悩むことでした。
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- 悩みの解決方法を見つけたいとき用意すべきは、紙とペン
- 紙の上で考えると、思考が前に進むようになります
- わたしの場合:悩みを書き出すことで解決法を教えてもらうことができた 悩み軽減のための配慮も
- 悩みの解決方法を見つけるためには、紙の上に考えを書き出しましょう
悩みの解決方法を見つけたいとき用意すべきは、紙とペン
悩み事・考え事をするときに、ぜひ用意してほしい2つのものは、紙とペンです。
筆記用具は、ペンでも鉛筆でも文字が書けるものなら何でも大丈夫です。
考え事をするときにはただ頭の中で思考をめぐらすのではなく、紙の上に書き出していくようにしましょう。
紙の上で考えると、思考が前に進むようになります
不安なことについて頭の中で考えていると、同じことをずーーーっと考えてしまいませんか?
「これ、〇〇さんに言った方がいいかなぁ」
「でも、こんなこと相談したら嫌がられるかなぁ」
「でもこのまま知らないふりをするのもなぁ」
「でもどうやって〇〇さんに言えばいいかもわからないし・・・」みたいに。
頭のなかで考え事をしていると、反芻思考といって、同じところをぐるぐる回っているようにずーーっと同じことを考えてしまいがちです。
これでは、いくら悩んでも解決策は見えてきにくいですし、いつまでもスッキリできません。
それに、反芻思考って脳のエネルギーをかなり使うそうなので、精神的にも疲れてしまいます。
紙の上に考えを書き出しながら考え事をすると、自分の悩みを客観的にみることができるようになります。
悩んでいるときって、漠然と不安を抱えているのだけれど、何を解決すべきなのかを自分でもはっきり分かっていない事が多くあります。不安の中身がぼんやりとしていること自体がストレスになっていることも。
考えを紙に書き出すと、「自分が悩んでいることはコレとコレだ」というように不安の原因が見つけやすくなります。
原因がはっきりすれば、解決の手立ても具体的に考えやすくなります。人にも相談しやすくなりますよね。
わたしの場合:悩みを書き出すことで解決法を教えてもらうことができた 悩み軽減のための配慮も
わたしが不安や恐怖感が強くなってしまって「仕事に行けない」と思っていたときのこと。
はじめは仕事全体がイヤで、とにかく仕事から離れたいと考えていました。
家で一人、泣きながらどうやったらイヤなことから逃れられるかを考えても、何ひとついい考えは浮かばない日々を過ごしました。
いよいよ仕事を休むしかない、と思うようになり、上司に相談に行く前に紙とペンを用意して自分の考えをまとめてみることに。
すると、
- 仕事全体がイヤという訳ではない
- 楽しめる時間もある
- 原因はある業務と、Aさんとの人間関係
ということが見えてきたんです。これだけでも大進歩でした。
このメモ用紙をもって先輩に相談に行ったところ、
- 自分の考えていることを整理して伝えることができた
- 対処法を一緒に考えてもらえた
- 仕事を続けられるように、気持ちの負担を軽くするための配慮もしてもらえた
といいことずくめ。
自分の考えを書き出すことなく相談に行っていたら、目の前でただただ不満を訴えて泣き続ける困ったちゃんでしかなかったと思います
悩みの解決方法を見つけるためには、紙の上に考えを書き出しましょう
明治大学の齋藤孝先生も「頭の中だけで考えていると、思考は堂々めぐり。発展させることがむずかしい」と言っています。
悩みや不安を抱えているときって、つらくて心細いもの。
紙とペンを用意して、さっそく試してみてください。
はじめは思うままに書き出してみて、後から「こう思ったのは何で?」と考えてみると思考が深まり、原因がみつけやすくなるのでおすすめです。
不安や悩みで重たくなっている心が、少しでも軽くなりますように。