祥伝社から発売されたばかりの新刊『毎日を好きなことだけで埋めていく 』を読みました。
毎日が好きなことだけでよくなったらいいですよね^^
本の内容は、昨年あたりに出た小田桐あさぎさんの『嫌なこと全部やめたらすごかった』とか宮本佳実さんの『大丈夫、あなたは「好き」を仕事にできるから。~人生のモンモン期をするりと脱出する方法~』などと近い印象。
ただ、これ系の本で男性の作者さんというのはめずらしいなと感じました。
本の中で学びがあった部分をいくつか取り上げつつ、読書した感想や考えたことを書いてみます。
- 我慢が多い生活のせいで、心の羅針盤が壊れている
- 「人の目が気になる=親の目が気になる」だった
- 親が子供に求めているのは、「言うことを聞く」ではなく「幸せにしていること」
- 毎日を好きなことで埋めるためには、好きなことをする+発信が必要
- 毎日が好きなことだけになうように自分らしく生きよう
我慢が多い生活のせいで、心の羅針盤が壊れている
「好きなことをしていいよ」と言われても、好きなことがよく分からないという人は意外と多いもの。
作者の本田晃一さんは、これを心の羅針盤が壊れている状態だと紹介。
こどもの頃はあんなにやりたいことがあったのに、ガマンの多い生活をしているうちに、わたしたちの羅針盤はさび付いてしまっているんですね。
毎日を好きなことで埋めていくための第一歩として必要なことは、心の羅針盤のサビを落として、自分の好きなものと嫌いなものを感じる心を起こすこと。
わたしは、数年前からできるだけがまんをしない生活を心がけてきました。
やりたくない仕事を無理にやらない。
食べたいなと思ったものを食べる。
行きたい場所には行ってみる。
何が好きか聞かれても何も思い浮かばなかったわたしでも、数年間続けていたら、最近は自分の好きなこと・好きなものがはっきりしてきたと感じています^^
「人の目が気になる=親の目が気になる」だった
この本で独自の視点だと感じたのは最後の章・Step6の「心の中で親とつながる」でした。
人の目が気になる・人に嫌われたくないという気持ちは、親の目が気になる・親に嫌われたくないという気持ちとイコールだそう。
言われてみれば、たしかにそうなんです。
大人になって何年も経つのに、ふと「これお母さんに怒られちゃうな」と思うことっていまだにあります。
仕事が合わなくてずっとずっと辞めたかったのになかなか辞められなかったのは、心のどこかで親をがっかりさせたくないという気持ちがあったことを否定できません。
わたしたちは赤ちゃんの頃、親に嫌われたら生きていくことができない弱い存在でした。
だから、親に嫌われないようにと必死だった。
その頃の名残で、親に嫌われるようなことをしようとするときに行動や感情にブレーキがかかりやすいのだそうです。
親が子供に求めているのは、「言うことを聞く」ではなく「幸せにしていること」
でも実際、わたしたちが親のためにもと思ってとっている行動がかならずしも親を喜ばせているわけではありません。
親はきっと、自分の子供が幸せで楽しく暮らしていることを一番に望んでくれているはず。
あれこれ我慢してつらい思いに耐えて暮らしなさいなんて思っていないはずなんです。
たとえば、親に反対されるようなことをやりたいと思ったとき。
親に相談したら「そんなことやめておきなさい」と言われると思います。それはきっと失敗したらかわいそうという心配する気持ちからくるものですよね。
でも、止められたことをはじめて、本人が楽しそうにしていれば親はそれでいいって最後は思うはず。
だから、本当に親のことも思うなら、自分自身が遠慮なく楽しいこと・好きなことをやって、幸せにしている姿を見せるのが一番なのかな?って考えました。
毎日を好きなことで埋めるためには、好きなことをする+発信が必要
毎日好きなことばっかりやって生きていけるわけないじゃん!と考える人が多数だと思います。
それは、好きなことをしているだけだから。
本田さんは著書のなかで、好きなことで生きていくためには
- 好きなことをやる
- 好きなことを発信する
が必要だと言っています。
多くの人が好きなことだけで生きていけないのは、発信していないから。
これについては、本当かどうかは今のわたしにはわかりません。
でも、好きなことを仕事にしている側の人たちを考えてみると、確かにみんな発信をしているんですよね。
本当に発信を続けていればこれで生きて行けるようになるのか、これは今後の結果を楽しみに努力してみます。
毎日が好きなことだけになうように自分らしく生きよう
毎日を好きなことだけで埋めていくためには、好きなことだけを選んでやるようにすること。
やりたくないことをやらないようにしていくこと。
その先に本当に好きなことだけの毎日が待っていたら素敵ですよね!
わたしもそちら側にいけるように、好きなことをめいいっぱい楽しみつつ、それを頑張って発信していこうと思いました。
以上、『毎日を好きなことだけで埋めていく 』の感想レビューでした。
▼いやな残業をやめてみた話