2019年12月25日、1年以上続いた「ARASHI Anniversary Tour 5×20」が最終日を迎えました。
ファン全員に感謝を届けたいと50本のドーム公演最終日。
運よくライブビューングが当選したので、最寄りの映画館でオーラス公演に参加することができました。
- 始めてのライブビューイングでのコンサート
- 1年以上のツアー最終日の様子
- 活動休止をひかえた嵐の覚悟
など、参加して感じたことをまとめておきます。
- 嵐は1回のコンサートで245000人幸せにすることができる
- ライブビューイングで参加するコンサートは楽しめるのか?答えはYES!
- 終わりが決まっているからこそ伝わる、心からの感謝カンゲキ
- 20年前に与えられたミッション「世界中に嵐を巻き起こす」を実現しようとしている嵐の2020年に期待
嵐は1回のコンサートで245000人幸せにすることができる
「俺ら5人で5万5000人幸せにしてやるよ」
いつもコンサート冒頭のメンバー紹介のタイミングで松本潤くんが口にするセリフです。
ちなみに5万5000人は東京ドームの場合。
会場となるドームによって人数は変わります。
5×20ツアー最終日のこの日は、ドームの55000人に加えて全国の617の映画館からライブに参加した人が合計19万人もいたそう。
東京ドームと中継の映画館で合計24万5000人もの人を一度に動員。
嵐のすごさは「幸せにしてやるよ」がうわべの言葉だけでないところ。
コンサートが行われている最中にふと「うわー今、すっごい楽しい!幸せ!」と思う瞬間が何度もある。きっとわたしだけじゃなく、24万5000人が同じように思ったことでしょう。
24万5000人という、想像もできないような数の人たちを一気に幸せにできる5人の力を思い知りました。
ライブビューイングで参加するコンサートは楽しめるのか?答えはYES!
コンサート前、心配していたことは「映画館で観るコンサートとは、楽しいのかどうか?」
コンサートの醍醐味は、会場に行って生のパフォーマンスを観られること。
それが、映像で、しかも映画館。
それって楽しいの?
会場にいるファンたちを外からみているような気持ちになってむしろ寂しくなるんじゃないの?
そんなことを考えていました。
が。
中継がはじまると、そんな心配はまったく不要だったことを思い知らされます。
映画館でのコンサート鑑賞は、楽しすぎます。
むしろ、今後選べるならドームにいくより映画館でのライブビューイングを選びたいくらいによかったんです。
ライブビューイングはノンストレス!双眼鏡なしで最高の瞬間が観られる
まず、コンサートで双眼鏡を使わなくていいのがこれほど楽なのか!と思い知りました。
コンサートでも舞台でも、細かい表情やダンスの指先の動きまで見逃したくないわたしは防振双眼鏡が手放せません。
ところが、ライブビューイングの場合大きな画面にメンバーの顔がドーン‼と映し出されるのでわたしたちはそれを見ていればいい。
映画館にもよるかもしれませんが、ふかふかの椅子に座ったまま、前のお客さんの頭で視界を遮られることもなく嵐を3時間半も堪能できるのは贅沢すぎる時間でした。
嵐のメンバーもカメラに目線を何度も向けてくれ、自分にファンサをもらった気持ちをコンサート中何度も味わいました。ドームに行くより幸せになれた気がしました。
ライブビューイングの特権!嵐が見せたいシーンをベストな角度から堪能できる
中継される映像は、事前に考え抜かれたであろうカメラ割りで一番いいシーンに連続です。
つまり、ライブビューイングでは嵐が「ここを見せたい」と思っているシーンをベストな角度から堪能することが可能になります。
普通、コンサートだと座席によって見え方がまったく変わります。
座席がサイドの席だと見切れるところが出てきたり、場合によっては嵐を真横からしか見られないなんてことも起こります。
実際、数年前の札幌公演に参加した時がメインステージのほぼ真横の席。
公演中のほとんどの時間を嵐の横顔をみて過ごしました。
嵐は映像を使った演出も多いですが、メインステージのスクリーンはまったく見えず、ファンたちが「おお~‼」とどよめいても、わたしたちの座席エリアの人たちは何のこっちゃということも度々ありました^^;
それがライブビューイングだと
- 嵐メンバーがメインステージにいるときは正面から
- バックステージや花道にいるときも一番いい角度で
- 歌は一人ずつのソロや見せ場をドアップで
観ることができます。なんて素敵な。
わたしは双眼鏡を愛用していることもあり、コンサート中二宮和也くんだけを目で追いかけてしまったり、嵐ではなくバックについてるJr.ばかり見ていることも。
ライブビューイングでは5人全員そろっているところやニノ以外のメンバーのパフォーマンスもじっくり見せられ、これまで嵐コンには何度も入ってきましたが、初めて「嵐コンを満遍なく堪能したな」と感じることができました。
嵐の演出って、すごいんですね。これまで視野が狭すぎたのがもったいなかったです。
終わりが決まっているからこそ伝わる、心からの感謝カンゲキ
5×20ツアーのテーマは感謝。
パフォーマンスからはもちろんですが、嵐メンバーの言葉に強く感謝の思いを感じとることができました。
20年間、応援してくれたファンがいたこと。
スタッフや関係者が支えてくれたこと。
そして5人がずっと一緒にいられたこと。
櫻井翔くんの終わりの挨拶で、「5×20の『20』のほうに感動するんだろうと思っていたけど、『5』が変わらず『5』だったということの方が重く感じる」というニュアンスの話をしてくれました。
元社長・ジャニーさんに選ばれた5人が、それから20年も一緒に活動し続けるって確かにすごいことですよね。
わたしたちの身に置き換えても、職場が変わって会えなくなったり、辞めてしまう人がいたりと、20年一緒に働き続けられる人なんて超レアです。
5人がずっと5人の嵐のままでいてくれたこと。
それを5人ともが互いに感謝してること。
そんなあったかい関係性をグループを応援できていることをありがたく思いました。
ただ5人からの感謝に重みがあるのは、1年後の2020年末に活動を休止するからこそ。
目の前にあるものはいつまでもあり続けるんだと思ってしまいがちだけど、終わりがあるからこそ今をもっと大切に思えるんですよね。
松本潤くんが「まだまだ見せたい景色があるし、一緒に見てほしい景色があります」と強い言葉で語っていました。
これだけ大きなドームのステージを見事に演出してしまう松本潤が、ラスト1年のタイムリミットの中でどれだけすごいものを創りだそうとしているのか。
彼の頭のなかにある映像に期待しかありません。
あと1年、ファンとして一緒に一生懸命伴走させてほしい。
そんな風に思わせてくれました。
20年前に与えられたミッション「世界中に嵐を巻き起こす」を実現しようとしている嵐の2020年に期待
「活動休止の発表は、命がけだった」と涙を流しながら話した大野智くん。
20年かけてあまりに大きく育ちすぎてしまったプロジェクトはもはや、ある意味メンバーの意思をこえて走り続けるしかない状態になっていたんだと思います。
ほかの4人のメンバーはもちろん、影響を与えてしまうお仕事の数・悲しむファンの人数を考えたら、「活動をやめたい」という思いを伝えるのって恐ろしいですよね。
それでも思いを正直に伝えてくれた大野くんや、受け入れた嵐のメンバーの温かさ。
この日、24万5000人を動員してもそれでもチケットが取れずに悲しんでいるファンが多数いた嵐は、全力を出すといったいどれだけの人を幸せにすることができるんでしょう。
2019年には天皇陛下の即位祝賀式典で1億人の国民を代表して歌を贈ったことだし、今の嵐なら1億人でも70億人でも幸せにできちゃうんじゃないかと思ってしまいます。
20年前にジャニーさんからグループに掲げられたミッション「世界中に嵐を巻き起こす」をリアルに実現しようとしている嵐の、2020年の活動に期待しています。