「人のことを理解しよう」「自分のことを分かってもらおう」と思ってしまいませんか?
実はそれが、自分を生きにくくしているもとだったんです。
わたしはよく、「どうしてこの人はこんなことをするんだろう」と、自分と考え方の合わない人を見つけては、理解ができなくて、ついついイライラしてしまっていました。
けど、考え方をほんの少し変えることで、ふっと自分の上にのっているおもりが下りて、体が軽くなる感覚で暮らせるように^^
やることは「読むだけ」。
とーっても簡単ですし、一瞬で「今まで悩んできたことってなんだったんだろう」っていうくらいに人間関係のとらえ方が変わりました。
人との関わりで生きにくさを感じている人には、ぜひ読んでほしいです。
★生きにくいのは「人は理解しあえる」を前提にしているから
人間関係で生きにくさを感じてしまうのは、「人は理解しあえる」という考え方を基本にしているから。
「分かり合える」「理解しあえる」を基本にしていると、考え方が合わないことがあったときにしんどくなります。
「どうしてこの人は●●なんだろう」と考えてしまうのは、自分とその人とのあいだの考え方の違いに納得できないから。
この違いを許せずにもやもやしてしまうのは、「わたしの考え方が普通で、この考え方はみんなにとっても普通のはずだ!」と思っているから。
でも、人の普通って、ひとりひとり本当に違うんです。
「自分がしてほしいことを相手にもしよう」は正しいの?
「人には、自分がされて嫌なことはしません。
自分がしてほしいことを相手にもしてあげましょう。」
という考え方があります。
子どもにもよくいいますよね。
わたしも学校で子どもたちによく言ってました。
じゃあ、「わたしが今一番ほしいものを、あなたの誕生日にあげるね」というのは?
素敵なことだ!って思いますよね。
でもそれが例えば、高級包丁セットだったら??^^
相手もよくお料理する人同士だったり、「これから本格的に料理の勉強をしていこうと思うんだよね」という人なら喜ぶんでしょうけれど。
これ、もしわたしがもらっても、わるいけど全然うれしくない^^;
お料理そんなにしないから、今使っている1000円もしない包丁で十分。
包丁をセットでもらっちゃっても、絶対に使いこなせない自信があるし、完全に宝の持ち腐れになるのが見えます・・・
プレゼントの話を例にだしたけれど、これって日常生活での言葉のやりとりでも同じことが何度も起きてるんじゃないかなと思います。
自分が「この場面ではこうしてあげるのが相手のため!」と思ってしたことが、相手にとっては不要な手伝いで、逆に(手伝ってくれなくていいのに。ジャマだなー・・・)なんて思われていること、いっぱいあるはず。
わたしにも心当たりが。。
「ちがっていて当たり前」「同じだったらすごい!」だと圧倒的に生きやすい
人がちがっているのが当たり前。
同じところがあったらラッキー!うれしい!
これくらいのつもりで暮らすようになったら、自分がとっても生きやすくなりました。
前はちょっとのことで「なんであの人は・・・」とよくイライラしていました。
仕事でかかわっていた子にも「なんでこれをやらないの?」とモヤモヤすることもよくありました。
でも、人なんて違うのが当たり前。
わたしの場合、自分をもっと知りたくて、ストレングス・ファインダーの34資質すべての勉強をしにいってから余計にそう思うようになりました。
人の共感できるレベル
人の「共感レベル」は、
- 当たり前に分かる
- 自分とは違うけれど、理解はできる
- そんな考え方あるの?意味わかんない
の3段階に分けられます。
すごく変な行動する人とかじゃなくても、3つ目の「そんな考え方あるの?意味わかんない」という考え方の人って、けっこう普通にいるんです。
わたしは、運命思考を理解はできない
わたしが最近感じたのは、ストレングス・ファインダーで運命思考をもっている人の考え方。
- 自然や人、地球のみんなとつながっている感覚がある
- できごとはみんなつながっているから、大変なことが起こってもそれにも意味がある
などという考え方だそう。
わたしも自然を見るのはすきだけど、「地球とつながっている感覚」っていうのはどうやっても分からない!
できごとも「これはこれ、それはそれでしょ」って考え方なので、大変なことからも意味を見出そうなんて思ったこともなかった。
この違いを、運命思考の人本人から普段感じている感覚をお話してもらって
「ぜんっぜん理解できない^^;
でも、すごくおもしろくて不思議だなー!」
って思ったんです。
今までの人生で、そういう考え方を普通にしている人がいるとも思わなかった!
そういう概念があることに気づいてもいなかったから、共感することもムリだったんです。
その人を知りたいなとは思うけど、ここまで考え方が違うと完全に共感できるレベルに理解しようというのはムリだな~と思いました。
ちなみに、わたし自身の運命思考は34資質中の24位でした。
真ん中の順位くらいの24位でもこんなに理解できないことがたくさんあるので、まだ気づいていないけれど理解しにくいことって、まだまだたくさんあるんだろうなぁと思っています。
そして、皆さんの日常にも、わたしにとっての運命思考みたいなことはたくさん起きているはずです。
人間関係を楽にする考え方
自分と真逆の考え方を普通だと思って生きている人たちもいるんだから、分かり合えない部分があることは当然です。
それを、「絶対に理解してあげよう」なんて思わないこと。
合わせて、「自分のことを完全に理解して!」という望みも捨てること。
だって、そもそもの考え方が違うんだから^^
分かる部分を数えて、共通点の数を数えていく。
そして、理解できない部分については「どうして?」「なんで?」と、おもしろがって教えてもうくらいの感覚でいると、誰とかかわってもおもしろいし、何より自分が暮らしていくのが楽になりますよ^^
ご自分が運命思考もっているかどうかを調べたい人はこちらで調べられます。
ほかの強みも出せますよ。
さあ、才能(じぶん)に目覚めよう 新版 ストレングス・ファインダー2.0 トム・ラス 日本経済新聞出版社 2017-04-13 売り上げランキング : 40
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