あなたは“女”ですか?“女の子”ですか?
わたしは“女の子”だなぁと分かりました。
本屋さんでベストセラーコーナーにあった『大人の女はどう働くか? ―絶対に知っておくべき考え方、ふるまい方、装い方』を手に取って、最初の10のチェック項目のうち、4つしかチェックできる自信がなかったからです。
- どうして女性がいくつになっても"女の子"な働き方をしてしまうのか
- “大人の女”として働くには、どんなところを改めていけばいいのか
これまで誰も教えてくれる人がいなかった内容について、一つ一つ具体的なアドバイスをもらえるのが『大人の女はどう働くか? 』。
著者は全米を代表するカリスマコーチのロイス・P・フランケル。
「世界20ヵ国以上の働く女性たちが読んでいるキャリアップのための教科書」と帯で謳われていることに納得の内容でした。
- まずは知ること 大人の女として働くとき一番解決すべき点はどこなのか
- この本では、「大人の女にふさわしい行動」を「自然に」とれることを目指す
- わたしの弱み・自分を売りこむ方法を身に付けるために
- ただの夢、時間の浪費に終わらせない
まずは知ること 大人の女として働くとき一番解決すべき点はどこなのか
49の質問に答えて自己評価をするところからこの本は始まります。
項目は大人の女としての仕事に必要な力。
- 試合の仕方
- 行動の仕方
- 考え方
- アピール力
- 話し方
- 見せ方
- 対応力
の7項目でチェックします。
チェックから分かることは、
- 自分の得意分野
- 自分の不得意分野
- 総合点の評価
の3点。
わたしの場合、
- 得意なのは「考え方」と「試合の仕方」
- 不得意なのは「アピール力」と「話し方」
- 総合得点は78点 行動スタイルが仕事上の障害になっている
ということが判明しました。
言われて納得の内容ばかり!
この本では、「大人の女にふさわしい行動」を「自然に」とれることを目指す
この本では自己評価の結果をもとに、何が間違っているのか分からない状態から考えなくても大人の女にふさわしい行動を自然にできるようにしていきます。
ポイントは
- 「大人の女性の働き方を身に付ける」と覚悟すること。
- 理想の自分を思い描くこと。
- 自分を「アクリルガラスでおおう」こと。
- 完璧は目指さないこと。
自己評価テストで点が引くかった2つの項目から改善を始めます。
本なのに、きちんと一人一人にあった道筋を示してくれているところがすばらしく、目の前でわたしのためにコーチングしてくれているような感覚があります。
付録にステップアップの計画表の作り方まで示してくれているので、準備は完璧。
あとは本人のやる気次第というところです。
わたしの弱み・自分を売りこむ方法を身に付けるために
わたしは、自己評価テストで「アピール力」がもっとも低いと分かったので、5章「自分の売りこみ方」から読み始めました。
売りこみ方についてのチェック項目は全部で11。
おどろくことに、わたしはこのうち9つの項目にあてはまりました。
そもそも、「別に自分をアピールするほどのすごいことをしている訳でもないし、自己アピールなんてなんか痛いじゃん」と思っていました。
公務員だったし、アピールする気ゼロ!
女性はでしゃばらずに黙って仕事をし、褒められなくてもいいという考え方があり、そのせいで昇進やチャンスを逃していると著者はいいます。
そうではなくて、女性も
- 職場で自分を際立たせている特徴をはっきりさせること
- 自分をブランディングして売り出すこと
が必要だそうです。
▼参考
アドバイスを読んで全部実行しなくちゃと思いましたが、とりあえず次の3つからスタートすることに決めました。
- 仕事で満足感を得られることを挙げて進むべき方向を考える
- 問題・行動・結果のPARモデルを使って自分の実績を表してみる
- 講習を受けたり本を読んだりして、専門分野の進歩についていく努力をする
ただの夢、時間の浪費に終わらせない
変えたいと思ったことを変えていく方法についても、ロイスはきちんと教えてくれます。さすがカリスマコーチです。
大切なのは、目指す行動の数を増やすことではなく、大きなちがいをもたらす行動を選ぶこと。
ひとつのことをうまくやれば、時がたつにつれてほかの言動も順に変化するそうです^^
計画の伴わない目標はただの夢、目標のない計画は時間の浪費です。
ロイス・P・フランケル
行動して自分を変えて、“大人の女”として働ける自分になっていきます。
以上、『大人の女はどう働くか?』についてお話しました。