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締め切りのプロが教える、〆切を絶対に守る10箇条とは?

締め切りのプロが教える、〆切を絶対に守る方法 〆切仕事術 逆算手帳 上阪徹 ブックライター


〆切と聞くとイヤな気持ちがしてくる人は、わたしだけではないでしょう。

 

守らなければならないもの、間に合わせるもの、追われるもの、苦しいもの。

たくさんのマイナスイメージの言葉が浮かんできます。

 

わたし自身、『締め切り』がとても苦手です。

計画的にものごとを進めることができずに、最後の最後に追い込まれてしまうことを何度も経験してきました。

「締め切りのない仕事ってないのかな?」「締め切りのない生き方をしたい」と何度も考えたことがあるほどです。

 

今回、締め切りに苦しまない自分になれたらと思って手に取ったのがこの『〆切仕事術』

〆切という言葉をキーワードに、仕事への考え方・取り組み方まで、著者の意見がたっぷりと書かれた一冊。

 仕事術でためになる知識がたくさんあったのはもちろんですが、本の公判では自身の生き方について考えさせられ、驚きました。

 

今取り組んでいる逆算思考にも通じる考え方を学べる、だれかにすすめたい1冊となりました。

 

参考

CITTA手帳で逆算手帳術に挑戦!やりたいことリストづくりのコツ

 

 

 

〆切を20年間守り続けてきたブックライターの『〆切を守るための10箇条』とは?

この本の著者・上阪徹さんは、ブックライターとして、たくさんの執筆の仕事をこなしながら、毎月1冊は本を書いている方。

 

出版業界では、〆切を守れない方が多いそうですが、上阪さんはライターの仕事を始めて以来、〆切に間に合わなかったことは一度もないそう!

 

そんな上阪さんは、〆切を守るための10箇条として、次のように述べています。

 

第一条 時間に追い詰められるのは不快だ、と自覚する

第二条 仕事はプロセスに分解して細切れで行う

第三条 プロセスごとにかかる時間を見積もり、自分で〆切を設定する

第四条 やらないといけないことを「時間割」にしていく

第五条 仕事は一気に完成させない。粗々から少しずつ精度を高める

第六条 早め早めにどんどんやっていく

第七条 自分の得意な時間帯、効率のいい時間を意識する

第八条 ルーティンの時間をブロックする。細切れの仕事はすぐやる

第九条 やる気が出ないときは10分間だけ離れる

第十条 効率を上げる「イノベーション」を常に考える

 

10箇条だけ見てもおっしゃっていることは理解できますが、実際に自分に置き換えたとき、できているものはあるかというと・・・残念ながら何一つできていない自分を認めるしかありません。

だもん、〆切守るのむずかしいよなぁ・・・

 

今の自分の仕事の進め方を振り返ると? 

教員の仕事で大きなもの・通知表を例に挙げてみましょう。

 

通知表を完成させるためには、

  • 各教科の成績
  • 行動の〇(基本的生活習慣、健康・体力の向上、とか)
  • 出欠の記録
  • 道徳・総合的な学習の時間などの言葉での評価
  • 総合所見 (その学期の活躍を文章で表記)

 など、すべてをそろえなければなりません。

 

できるところから早め早めに取り組んでいけばいいのですが、学期末になって通知表の下書き提出の〆切日が近づいてきても、

  • 教科の成績が出そろわないと所見は書けない
  • 道徳は来週の授業をやってから書きたい

などと、すべての条件が完璧にそろった状態からでないと仕事をスタートする気になれないことが多かったです。

結果、〆切にはなんとか間に合わせるものの、提出直前は日付が変わるころまで残業・徹夜・休日出勤などしてなんとか提出している状態でした。

 

 

今は、期限に追われるのが嫌なので、あまり期限のある仕事をしてはいませんが、自分の中で「ブログをできるだけ毎日更新したい」と思っています。

 

ブログも通知表と同様で、時間や書きたいネタなどが完璧でないと取り掛かれないことが多いです。

  • 今日は疲れたから仮眠してからやろう
  • もう遅いから今日はブログやめておこう

などと、自分に言い訳をして書けずにその日を終えてしまうことも何度もあって悩んでいました。

 

〆切を守るコツ:完成までにやらなければならないことをハッキリさせることからスタート

『第二条 仕事はプロセスに分解して細切れで行う』で挙げているように、まずは完成までにしなければならないプロセスに分けることが大切です。

 

プロセスに分解することで

  • たくさんの仕事に対応できる
  • スケジューリングしやすい
  • まとまった時間がなくても進められる

といったメリットがあります。

 

 

わたしの場合、「ブログを完成させる」というと、1時間以上は時間がないと取り組めません。

 

これをプロセスに分ければ、

など、ブログを完成に近づけるため、最短で2・3分で済む作業もあることが分かります。

 

やることがぼんやりしていると、ストレスに感じます。

 

プロセスにわけて、できる時間にできる部分だけでもやること。

それが仕事を進めるコツだそうです。

 

ちなみに、追い込まれると仕事がはかどるのは2つのホルモンが原因!

〆切を守るのが苦手な人の中には、「追い込まれた方が仕事が進むからいいんだよね」という方もいるでしょう。

わたしもその一人です

 

人間は、追い込まれると集中力が高まります。

理由は

の二つです。 

 

ドーパミンは、「この仕事がおわったらうれしい」などと快をもたらすのでいいのです。

一方のノルアドレナリンは、「終わらなかったらヤバイ!」などという恐怖や不快な状態を避けようとして出されます。

 

追い込まれた状態に自分を置くことはよくないな、ということを感じてもらえるでしょう。

 

 

ドーパミンを上手に使って仕事を進めるには、〆切は自分で設定すること

追い込まれることなく、いい気持ちで仕事を進めていくためには、与えられた〆切のほかに自分で〆切を設定するのがいいと上阪さんは言っています。 

 

自分の設定した小さな〆切を、自分のために終えていく。ゲームのステージを一つずつクリアして最終ステージまで進めるように仕事を進めていくことで、一つの仕事を終えるまでに何度も小さな達成感を味わうことができますね。

 

自分で〆切を決められる人だけが、自分の人生を決められる

〆切仕事術の終章で、著者の上阪徹さんは次のように述べています。

 

仕事と違って、誰も〆切設定をしてくれないのが人生です。

 

 

〆切をまったく設定せず、流されるままにダラダラと生きていくのか。それとも、〆切をきちんと設定して、できることを次々と達成していく人生にするか。

 

 

仕事の〆切くらいで、ふうふう言っている場合ではないのです。

 

生きることには、死という〆切が待っています。

 

〆切までに与えられた時間で、自分のやりたいこと・なりたいことをいくつ達成できるのか。

 

やるのもやらないのも、すべて自分次第です。

 

どうせなら、たくさんのことを達成できる生き方をしたい。そう思いました。

 

 

今取り組んでいる逆算手帳では、数年後になりたい自分のイメージから逆算して今日一日の行動を決めます。

「なれるかどうかわからない夢に、期限(〆切)を決めて行動するなんて難しいなぁ」と適応性の強いわたしなんかは思ってしまいます。

 

でも、〆切があるからこそ行動を始めることができるんだなぁと、逆算手帳に取り組む意味を再認識することができました。

 

〆切にルーズな人は、人生もルーズになりかねません。〆切とうまく付き合っていける自分になるよう、上阪さんの「〆切を守るための10箇条」を意識しながら暮らしていきたいと思っています。

 

ライターさんだけあって、とても読みやすくてためになる本です。

書くことが苦手な人には『10倍速く書ける 超スピード文章術』に使える知識がたくさんあるのでおすすめです!↓

 

 

 

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