「短所は長所に変換できます」とよく言うけれど、何となくもやもやしませんか?
自分が弱みだと思っているところをプラスに言い換えてみたところで、自分の感覚としては短所は短所のままです。
大切なことは、短所は短所のまま活かす方法を考えること。短所は短所のままで活かすことができたら、自分の弱い部分も少しずつ愛せるようになりますよね。
今回は、『メンタルが弱い』という、どうやっても活用できそうにない私の弱みを、弱みのままで活かせた体験についてお伝えします。
- 自分のままで暮らしやすくするために、『強みを生かす』『弱みは弱みのまま生かす』という視点を学ぶ
- ネガティブで超絶メンタル弱いという弱み さすがにこれは生かせないのでは?
- 弱みは、発信することで同じ悩みをもっている人のためになる!
- 短所は、自分と同じ悩みをもつ人のためにアウトプットすると誰かの役に立てるかもしれない
自分のままで暮らしやすくするために、『強みを生かす』『弱みは弱みのまま生かす』という視点を学ぶ
「そもそも、長所とか短所とか言われてもはっきり答えられない」というのが以前のわたしでした。分かっているつもりでいましたが、自分のことなんて全く分かっていなかったなと今になって思います。
はっきりしていたことは、「今の自分には満足できない」「自分を変えたい」ということ。
まずは自分を知らなくちゃ!と始めたことが、自己理解に関心をもち始めたきっかけでした。
本を読む・セミナーに参加する・手帳の活用など、自己理解のためにいろいろなことをしてみましたが、自分の才能を知れる『ストレングス・ファインダー2.0』や心理学的に正しい性格分析である『超性格分析』は自分を客観的に知れるので特によかったなと感じています。
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ストレングスファインダーやBig5で判明したわたしの特徴
自己理解をしていくうちに強みも見つかりましたが、
- 内向型
- ずっと考え事をしている
- ネガティブにとらえがち
- 落ち込みやすい
という自分にとっての短所にも気が付くことができました。
短所は使い方次第で短所ではなくなることも知る
上記したことは、わたしの受け取り方としての短所です。
内向的であることをプラスに受け止めている方もいらっしゃるし、内向的だからこそ成功した人もたくさんいます。
たとえば投資家のウォーレン・バフェットさんは、読書と考え事で1日の大半の時間を占めている典型的な内向型ですが、ビジネスで大成功をおさめていますよね。
自己理解について学んでいくうちに、わたしも考え事が得意なことは自分の強みだと受け止められるようになったし、うまく生かす方法も学ぶことができるようになってきました。
「短所は言い換えると長所になります」みたいな表面的なものではなくて、自分の特徴として自信をもつことができるようになってきています。
ネガティブで超絶メンタル弱いという弱み さすがにこれは生かせないのでは?
そんな中でも、
- ネガティブであること
- メンタルが弱く落ち込みやすいこと
これはさすがに生かす方法なんてないだろ…と思っていました。
最近では、弱点は克服するのではなく活かすという考え方も広まっています。
でもさすがにメンタルの弱さは克服しないと使えないでしょ・・・
そんな風に考えていました。
弱みは、発信することで同じ悩みをもっている人のためになる!
しかし、活かしようもないと思っていた短所にも使い道がありました。
それは、弱みを弱みのまま発信することでした。
涙が止まらなくなることを共有したブログが毎日誰かに読まれている
あまり理解されなそうなネガティブな悩みをそのままアウトプットすることで、同じ悩みをもつどこかの誰かの支えになれるかもしれません。
たとえば、私のブログに「涙が止まらない」は仕事や学校を休む立派な理由|性格や原因を解説 という記事。
これは、自分が仕事関係で悩んでいて数日間涙が止まらなくなってしまったときに書いた記事。
そのときは、構ってちゃんみたいだからと身近な人に相談するのも気が引けてしまい、「この辛い気持ちを文章を書くことで少しでも紛らわせよう」と思って一人泣きながら書きました。
そんなこの記事も、先月のわたしのブログ内でよく読まれた記事のTOP10に入っています。
毎日この記事に誰かがアクセスしてくれているのですが、きっと検索でこの記事にたどりついた人は、
- 実際に辛いことがあって涙が止まらずに悩んでいる人本人
- その家族
- 友人
- 恋人
など、苦しんでいる人やその周りで助けてあげたいと思っている人ではないかと想像しています。
わたし自身はひどく落ち込んだ時に何をしていても涙が出てしまう状態になることがときどきあるのですが、これを体験したことがある人はそう多くないのではないかと予想しています。
泣いている自分自身でもなんでこんなに泣いてるのか、と思うほど。
この記事を書いたころはつらい気持ちでいっぱいでしたが、その時の自分の体験が毎日誰かを少しだけでも救えているのかもしれないと思うと、当時の苦しみも報われる気がします。
メンタルの弱さがきっかけで取材を受けた
超絶メンタルの弱かったわたしだからできたことのひとつは、メンタルについて取材を受けることでした。
適応障害で療養休暇をとってしばらく仕事を休んだ経験もあります。
学生時代からメンタルが強い方ではない自覚はあったし、今でも「メンタル強いよ!」と言えるような大逆転をしたわけではありません。
でも、自分なりにメンタルが落ち込んだ時の復活方法を探して、見つけて、早く立ち直れるようになったという経験があります。
そんなわたしのメンタルとの付き合い方に関心をもってもらうことができ、今回メンタルについて憧れていたメディアに取材をしていただきました。
まさにメンタルが弱いおかげで得たチャンスです。メンタルが弱くてよかったな、なんて思えるのは初めてかもしれません。
取材していただいた内容等については、内容が公開されてから改めて書きたいと思っています^^
短所は、自分と同じ悩みをもつ人のためにアウトプットすると誰かの役に立てるかもしれない
短所を言い換えたりすり替えたりせずに、そのままの形で使う。
そんな方法がないか探してきましたが、ひとつの正解は「そのままの形でアウトプットする」ことでした。
自分の短所を発信することで、同じ悩みをもつ人に「仲間がいるよ」と伝わり、ささやかかな心の支えになれるかもしれません。
また、自分なりの克服方法や悩みとの付き合い方を発信することで、誰かに影響を与えることもあるかも。
発信方法はブログやTwitter・インスタなどのSNSに書くことはもちろん、身近な友達に伝えるのでもいいと思います。
口に出して言ってみたら意外と「実はわたしも・・・」なんて展開もあって仲間がみつかるかもしれないし。
ぜひ、短所を短所のままで伝えてみることをおすすめします^^
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