7月9日、学年ビリのギャルが1年で偏差値を40上げて慶應大学に現役合格した話の主人公・小林さやかさんの講演会に参加してきました。
会場は産経新聞東京本社。希望制だったのですが、200人くらい応募のあったそう。
運よく50名の当選者に入ることができました^^
ビリギャルの映画、ビリギャルの塾の先生・坪田信貴先生にはまり、今年発売した小林さんの著書『キラッキラの君になるために ビリギャル真実の物語』はサイン本を入手しています。
実際にお会いしたビリギャルは、髪がつやつやでとっても可愛かった。
もちろんそれだけじゃなく、フレンドリーさの中に根っこの真面目さを感じる人柄で、公演がトークショーのように楽しくて1時間半があっという間でした。
教育のお仕事に携わってきた一人として、小林さんのお話から考えることはたくさんあり、一緒にさやかちゃんの目指す教育をつくりたいなと思った。
この記事では、特に心に残った3つの学びをまとめます。
- 自分と家族を客観視できる分析力が自己理解に必要
- 子供には、周りの大人が大切に思ってること・愛してることをしっかり伝えるべき
- キラッキラの自分になる方法は、ワクワクするものを見つけたら勇気をもって飛び込むこと
- 大人になるって楽しそう!って思わせられる過ごし方を
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自分と家族を客観視できる分析力が自己理解に必要
自分や家族の経験や体験について、それが今の自分にどう影響しているのか自己分析をすることって大切なんだと思い知らされました。
公演のなかで、小林さんは自分のことも家族全員のことも、包み隠さずオープンに話してくれました。
これってすごいことで、わたしが小林さんの立場だったら、言いたくない事・言えないことが多すぎます。結果、何を言いたいのか全く伝わらなかったはずです。
冷静に考えて、両親が不仲だったこととかお母さんが周りからダメ親って呼ばれてたこと、弟が衝撃的に勉強できないこと、妹が明るい不登校だったことなど、人に言うことを恥じらってしまう人が多いですよね。自分がすっごいギャルでまったく勉強しなかったことも。
過去のできごとも含めて小林さんはちゃんと自分のものにしていて、それを今の自分のプラスにしている。だから自分の体験したことを本にできたり、講演会でお話できたりする。
小林さんは過去に1ミリも後悔してないのがよく伝わってきた。
「失敗は、挑戦をやめたときにだけおきるもの」というけれど、過去がどんなだったとしても、それをどうプラスの力に変えて活かすかを考えるべきだと感じました。
自己理解、大切ですね。
子供には、周りの大人が大切に思ってること・愛してることをしっかり伝えるべき
次に、大人はちゃんと子供を信じてあげなきゃいけないこと。そして大切に思っていることをちゃんと子供本人に伝わるようにすること。
小林さんのお母さん・ああちゃんはすごい人です。
- 何があっても子供の見方でいてくれる
- 子供がそこにいるだけでありがたいと感じてくれる
- 心の底から「こんないい子いない」と思っている
- 学校からのお呼び出しは、自分がどんなときも味方でいることを子供に伝えるチャンスだととらえる
などなど、本に書かれていたことやそれ以外のエピソードもたくさんきくことができました。
子供には、本能的に親や周りの大人に嫌われたくない・がっかりさせたくないという考えが組み込まれていると思っています。
なのに、大人たちが子供を否定したり、大切に思っていることをうまく伝えられなかったりする。
そうすると、子どもは悪い道へ進んでしまったり、親の期待の逆をいったりしてしまうんです。
こどもたちには、ちゃんと「あなたのことが大切だよ」って分かるように伝えてあげればみんないい子にいきいきと育つんじゃないかな。
いきいき育てるためには、ティーチングよりもコーチングが適しています。
心がけるのは
- 傾聴
- 質問
- 承認
の3つ。
こどもたちの話をよく聞いて、いい質問をたくさんして、たくさん認めてあげましょう。
ぜひやらねば!と思ったのと同時に、簡単そうで難しい3つだなと思いました。
キラッキラの自分になる方法は、ワクワクするものを見つけたら勇気をもって飛び込むこと
小林さんの人生を変えた瞬間は、坪田先生の塾に入塾の面談に行った日。
そこで、慶應大学に行くという夢を見つけ、叶えることを自分で決めました。
小林さんのお母さんは、本気でやりたい夢が見つかったことを泣いて喜んでくれました。
小4レベルからスタートした受験勉強は1日15時間。「勉強しすぎ 死んだ人」で何度も検索をかけるほどつらかった。
坪田先生はそんなさやかちゃんを1年半信じ切り、合格までのモチベーションを引き出し続けました。
小林さんが人生を変えられたのは、自分でやりたいことを見つけて、全力で取り組んでいたから。
周りの人も徐々にみんなサポートしてくれるようになったのは、いかに本気かが見ていて感じられたから。
わたしたちは、「変わりたい」「なりたい自分になりたい」とよく言います。
でも実際に、どう変わりたいのか、どうなりたいのか言える人はそんなに多くないと感じています。
ビジョンもはっきりもてないから努力もできない。だから変われない。そんな人が圧倒的に多数です。
平凡な毎日を過ごしているわたしたちもキラッキラの世界にいくことはできます。
ただそのためには勇気や覚悟が必要。
やりたいものに、全力を尽くす覚悟と、飛び込む勇気。
それをもてたら、わたしたちでも変われるんだなって思えたし、それを伝えたくて小林さんは年に何十回も公演をしているんだなぁと気づきました。
大人になるって楽しそう!って思わせられる過ごし方を
何にもしないでは理想の自分にはなれません。
逆に、勇気をだして本気でやれれば、なりたいものになれる。
単純だけど難しいことをよく学べた90分でした。
自分を変えるのと同時に、もう大人になってしまったわたしたちには、子どもたちのいいお手本になる義務があります。
私たちをみて「大人っていいな」「大人になるって楽しそう!」と、子どもたちが思うような過ごし方を私たちはしていかなければなりませんね。
小林さんは、「意志あるところに道は開ける」という言葉で公演をしめました。
自分の道と、子どもたちの未来の道を開けるよう、わたしもがんばらなくちゃ。
以上、ビリギャル小林さやかさんの講演会での学びでした。